「ジンを買うならまずロンドンドライから」——よく言われるフレーズですが、いざ家でロンドンドライを揃えようとすると、5本の代表的な銘柄がほぼ似た価格で並んでいて、どれを選ぼうか迷ってしまいます。今日は編集部が ビーフィーター・タンカレー・ボンベイ・サファイア・シップスミス・フィフティ ポンド の5本を、ジントニックやソーダ割りでゆっくり飲み比べた印象をお伝えします。
比較する5銘柄
| 銘柄 | 度数 | 味わいの特徴 | ボタニカル数 |
|---|---|---|---|
| ビーフィーター | 40% | ジュニパーがはっきり立つ、ロンドンドライの標準形 | 9種 |
| タンカレー | 43.1% | 4種のシンプルな構成で、すっきりとドライ寄り | 4種 |
| ボンベイ・サファイア | 40% | 10種のボタニカルが華やかで、やわらかな飲み口 | 10種 |
| シップスミス ロンドン ドライ | 41.6% | 香りと味のバランスがよく、まとまりのある一本 | 10種 |
| フィフティ ポンド | 43.5% | 度数とジュニパーの存在感がしっかり感じられる | 11種 |
価格やキャラクターはそれぞれ違いますが、「高い方が良い」と決めつけられる比較ではないことを、最初にお伝えしておきます。どれもそれぞれの良さを持った銘柄です。
ジントニックで楽しむ
5銘柄とも、ジン 45ml / トニック 120ml / 氷たっぷり / レモンスライス1枚という、家でも気軽に再現できる組み合わせで飲み比べてみました。難しい技法はいらないので、好みで分量を加減しながらゆっくり味わうのがおすすめです。
ビーフィーター:ジュニパーの存在感がはっきり立ち、レモンの油分とうまく調和します。家庭で楽しむジントニックの標準形と言えそうです。
タンカレー:4種ボタニカルのシンプルさが、トニックの中でも凛と立ちます。ややドライ寄りで、レモンスライスをライムスライスに替えると、また違った表情が楽しめます。
ボンベイ・サファイア:10種のボタニカルが、トニックの中で華やかに広がります。やわらかな飲み口で、ジンを飲み始めたばかりの方にも入りやすい一本です。
シップスミス:すべてのバランスが整っていて、ジントニックのお手本のような落ち着いた完成度です。
フィフティ ポンド:シップスミスと近い印象ながら、ジュニパーの主張がもう少しはっきり。しっかりした香りが好きな方に向いています。
ソーダ割りでやさしく楽しむ
もう少し軽やかに楽しみたいときは、ソーダ割りもおすすめです。ジン:ソーダ=1:3〜1:4くらいを目安に、氷をたっぷり入れて、好みで柑橘を軽く搾るだけ。素材の香りがすっと立ち上がり、食事にも合わせやすくなります。
ソーダ割りで飲み比べると、ビーフィーターやタンカレーはジュニパーの輪郭がきれいに残り、すっきりとした後味に。ボンベイ・サファイアは華やかな香りがふわりと広がって、軽い口当たりが心地よく感じられます。シップスミスとフィフティ ポンドは、薄めても香りの土台がしっかり残るので、ゆっくり一杯を楽しみたい夜に向いています。それぞれの個性が、ソーダの泡を通して少しやさしく感じられるのが面白いところです。
どれを家に置くか、選び方のヒント
家に1本だけ置くなら、ビーフィーターがおすすめです。手に取りやすい価格で、ジントニックもソーダ割りも気軽に楽しめる、頼れる一本です。
2本目を加えるなら、ボンベイ・サファイアはいかがでしょう。華やかな香りで、ビーフィーターとは違う体験を届けてくれます。
3本目には、すっきりとしたドライな味わいが楽しめるタンカレーを。
予算に余裕があれば、シップスミスやフィフティ ポンドも。どちらも香りの土台がしっかりしていて、じっくり一杯を味わいたい気分に応えてくれます。
なぜこの銘柄を選ぶのか
ロンドンドライの5銘柄は、それぞれ違う表情と役割を持っています。だからこそ「どれが一番か」を競わせるより、自分の楽しみ方に寄り添ってくれる一本を見つけるのが、いちばん心地よい選び方だと感じます。
ビーフィーターは、ジントニックでもソーダ割りでも安心して頼れる、毎日の定番にしたくなる味わい。タンカレーは、すっきりとした輪郭が魅力で、軽く割っても香りが芯から立ちます。ボンベイ・サファイアは華やかさが持ち味で、飲み口のやわらかさが嬉しい一本。シップスミスは全体のまとまりが美しく、フィフティ ポンドはジュニパーの厚みと香りの深さが楽しめます。
まずはビーフィーターから始めて、2本目以降はキャラクターの違いで少しずつ揃えていく——そうやって自分だけの一本を増やしていくのが、ロンドンドライの楽しみ方なのだと思います。
※価格・在庫・度数等の情報は記事執筆時点(2026年5月)のものです。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。妊娠中・授乳期の飲酒は控えましょう。飲酒運転は絶対にやめましょう。本記事には Amazon アソシエイト / 楽天アフィリエイト等の広告リンクを含みます(PR)。


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